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訪問看護師の必需品!訪問看護師が訪問バッグに入れる七つ道具とは?

訪問看護師さんは普段どんなものを訪問バッグに入れていますか?

訪問看護では、訪問バッグにいろいろなアイテムを入れて利用者さんの居宅を訪問しています。

訪問看護に入職したばかりの看護師さんやこれから訪問看護の仕事にチャレンジしようと考えている看護師さんは、気になる内容と思います。

今回は、訪問看護師の必需品をご紹介します。

訪問バッグに備える物品は、訪問看護師にとって現場で能力を発揮するための武器とも言えます。

ぜひ訪問看護の仕事に有効な物品を備え、訪問看護の現場にお役立てください。

 

 

訪問看護の必需品とは?

訪問看護では、訪問バッグに必要物品を補充して利用者さんの居宅へ伺います。

利用者さんの元へは自動車や自転車で向かうことが多く、移動手段によって持ち運べる物品の量も限られます。

また、必要以上の物品を持ち運ぶことで訪問看護師さんの身体的疲労が大きくなってしまう可能性もあります。

持ち運ぶ物品は厳選し、必要量を補充することで自身の体力温存にも効果的です。

では、訪問看護師さんが訪問バッグに備えておくべき必需品とはどのようなものがあるでしょうか。

 

1.バイタルサイン測定セット

訪問看護を行う際には、利用者さんの体調観察を行うためのバイタルセットが必需品です。

血圧計、体温計、サチュレーションモニター、聴診器は必ず訪問バッグに入れておきます。

また、ペンライトやメジャーを入れておくと瞳孔径を測定したり腹囲等を数値として主治医に報告できるため便利です。

 

2.記録物、文房具

病院や施設の看護と同様に、訪問看護でも看護記録をつけます。

バイタルサイン測定をした数値や利用者さんの療養状況を記録するため、電子カルテに入力できるタブレットや記録用紙を持参します。

電子カルテを利用している場合にも電子機器は時に不具合を起こすこともあるため、メモや筆記用具を持っておくと良いでしょう。

筆記用具の中には油性ペンやハサミ、ホチキスを入れておくと服薬管理を行う際にも便利です。

服薬管理の際には、付箋や小さなジッパーバッグも持っておくと便利ですよ!

 

 

3.手指消毒、手洗い物品

感染予防のために、手指消毒や手洗い用の物品を必ず持参します。

ディスポ手袋やエプロンを使用して感染予防を図りますが、処置やケア後には利用者さんに了承を得て手洗いをさせていただくことが多いです。

利用者さん宅の石鹸やタオルをお借りしなくて済むように、ハンドソープとペーパータオルを準備しておくと良いですね。

 

4.ディスポ用品

在宅でも排泄に関連した処置や医療処置を行う場面が多くあります。

ディスポの手袋やエプロンはしっかりと補充するようにしましょう。

訪問した際に発熱しており感染症を発症していた、という場合もあります。

その場ですぐに感染症の予防が行えるよう長袖ビニールエプロンやシューズカバー、フェイスシールドなどを1セットにして持参しておくこともおすすめです。

血圧計のマンシェットに使用するディスポカバーも販売されているため、活用してみてくださいね。

 

5.防水用品

利用者さんの療養環境は、他のご家族が生活するスペースでもあります。

ベッド上で陰部洗浄を行う場合やバケツを運んで足浴を行う場合には、周辺を濡らしてしまわないよう注意が必要です。

防水のためにはレジャーシートや大きめのゴミ袋を使用すると再利用もできるため便利です。

また、利用者さんの自宅の浴室をお借りしてシャワー浴や入浴の介助を行うこともあります。

安全や感染予防に配慮し、防水エプロンや浴用サンダル、長靴などを用意しましょう。

 

6.衛生材料

訪問看護で医療行為や医療処置を行う際には、指示を出す医療機関から衛生材料を払い出しいただきます。

しかし、必要量のみの払い出しとなるため万が一何かのトラブルがあった際の予備はなく、訪問看護師が一時的に代用品をお貸し出しして後から医療機関に再度払い出しを依頼することが多いです。

また、ガーゼやテープ類は利用者さんが用意する必要がある場合もあります。

利用者さんやそのご家族がすぐに用意できない場合には、処置を行う際に必要な物品が揃っていないことも考えられます。

そのため、ガーゼやテープ類、フィルムテープ、酒精綿などは訪問バッグに入れておくことをお勧めします。

 

7.医療処置物品

上記の衛生材料の他にも、爪切りやニッパー、駆血帯、鉗子など医療処置を行う際に必要となる物品も必需品です。

爪切りは利用者さんの居宅にあることが多いですが、ニッパーはお持ちでない方も多いです。

また、駆血帯は点滴を行う場合だけでなく、訪問診療から血液検査のため採血の依頼があった際にも必要となります。

カテーテル管理を行っている利用者さんに訪問する際には鉗子が必要となる場面も想定されるため、一人1本は持っておくと良いですね。

 

物品を忘れずに補充しよう!

今回は、訪問看護師が持っておくべき必需品をご紹介しました。

訪問看護の仕事は事務所から出発して数件の利用者さんの居宅を回るため、なかなか不足する物品を取りに事務所に戻れないこともあります。

訪問前にはしっかりと物品を補充し、利用者さんの前で物品不足で困ってしまわないように注意しましょう。

日本看護サービスでは、実際の訪問に必要な物品などを見学の際に質問していただけます。

訪問看護の仕事に興味のある看護師さんは、ぜひ一度見学にいらしてください!

お問い合わせお待ちしています。

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