Nアート訪問看護ステーション

Nアート訪問看護ステーションの雰囲気とマイナース制の良さ

 はじめまして。当ステーションに入職して3ヶ月が経過し、とても居心地の良いステーションにありがたく感じている訪問看護スタッフです^^

 訪問看護師としてのやりがいは、どのステーションであっても多くの方が、在宅のやりがいを感じておられると思います。私は別の事業所で訪問看護の経験があり、そこから一度病棟に戻りましたが、やはり訪問看護が好きで、やりがいと働き方と向き合う中で、当ステーションに巡り会いました。まだ数カ月という短期間ですが、それでも強く感じる、当ステーションの良さをご紹介させてもらえたらと思います。

 今、見てくださっている方は、何らかのご縁で、Nアート訪問看護ステーションのホームページにたどり着かれたと思います。看護師としての目線の投稿内容なので、よければご一読ください☆彡

病院勤務時代は、担当看護師制といえども、フロアの状況で毎日担当であるわけではなかったので、看護計画やカルテ記載を工夫しても日々のケアの継続が難しいことがありました。そして、患者さんの状態に応じた看護展開を行ったり連携をとることも頭ではわかっていても、時間的に余裕がないために、円滑な連携を図ることができず、もどかしさを感じることがありました。そして、より良いケアをするための工夫と、連携のための残業、休日も業務を考えていることはよくありました。

また、多くのステーションは、勤務時間に応じて管理者がシフト調整してくださっていると思うので、訪問頻度はまちまちになると思います。以前の事業所では、私は訪問看護経験が初めてで慣れていなかったということもありますが、利用者様に対して、”担当”という意識は高くありませんでした。出勤するスタッフに応じて(管理者が不在の時もあります)、病院やケアマネージャーさんとの窓口も曖昧で、情報伝達にタイムラグが生じることもありました。基本、土・日・祝日は休みになるので、金曜日の夕方に発覚した速やかに連携すべき情報を行うまでに、いったん管理者に確認するという作業が入ると、休日不在ですぐに連絡がつかないことも当然あるので、スピード力は落ちます。

私たち、看護師は、「より良いケアを提供したい」という思いで、看護の仕事と向き合っている方が多いと思います。その中で、ジレンマはつきものですが、Nアート訪問看護ステーションのマイナース制により、上記の問題は、解消されたと、この2か月間で実感しています

 

業務上のもやもやが解消されると、思考は自然とより良い方向へとシフトされていきます。そして、シフト調整も自由に行うため、身体に無理なく、家庭とのバランスも自身で選択することができるためワークライフバランス(WLB)は取りやすい環境だと思います。

ワークライフバランス(WLB)の一例として、(レセプト時期は、帰宅が遅くなることもありますが、)基本は帰宅時間も早いので、それからの夕飯づくりも無理なくできます。訪問で空いた時間は、休憩時間として、自己研鑽や自己開発していることに時間を使ったり、読書をしています。病院に勤めているときには到底できません…!!あるスタッフは、訪問の合間にいったん帰宅して家事をしているそうです!

お話を戻して、、、

業務上のモヤモヤは、特に看護の業界では、自分一人では解決できないことが多いと思います。それが、私の場合はですが、連携であったり、個別性を追求した継続ケアができないことが原因の一つとしてありましたが、現在は感じていません。

ここで、

マイナース制で、一人で担当して、責任重そう!困ることないの!?

と不安を感じる方も多いかもしれません。

ですが、大丈夫です^^

  • サブ担当看護師によるフォローで安心
  • 複数回訪問がある利用者様は、曜日ごとで担当割り振りなど、複数スタッフで対応
  • いつでも相談できる社内チャットツールが充実
  • 直行直帰型で時間は有効活用できますが、意外に事務所に先輩方がいます(笑)

つまり、担当制といえども、一人で抱え込むことはなく、いつでも相談できる環境があります♪♬

皮膚のケア、疼痛管理、内服管理、状態が憎悪されているかもしれないとき、認知症の方の関わり、ご家族の対応・・・。

訪問看護では、訪問しないと状況がわかりません。そのため、出たとこ勝負な部分も確かにあり、判断力を求められる場面もありますが、当ステーションには一緒に考えて下さる先輩方がたくさんいらっしゃいます!!そして、先輩からも、経験浅い私に相談してくださることがあり、当ステーションには、相互扶助の安全な場があります

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ある日、私は、さぁ帰ろうと事務所から出ようと思ったときに、ターミナルの利用者さまのご家族から緊急連絡を受けて、夕方に訪問したことがありました。
レベル3桁で、VSも破綻しかけていたので、指示書に基づき緊急搬送しました。サービス体制を整え、やっと自宅療養が落ち着き、これから利用者様のニーズ把握を深めていく矢先でした。

思ったケアができなかったと感じ、ショックで事務所に戻るまでの車の中で、泣いていました・・・。事務作業のある時期だったので、事務所には先輩方がまだいらっしゃって、すぐに「どうだった?」と心配のお声がけをいただきました。
自分の行った対応、もう少しできたことはなかったのか、気持ちを表出する場をすぐにもらえたのが救いでした。そして、場面が違う場合はどうするのか、振り返ってくださって、とても深い時間を共有させてもらいました。
それから、帰宅されていた別の先輩から、心配のチャットもいただいて…。

ショックから生じた不安が、安心に変わった時間でした。
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組織において、発言やアイデアを出していくためには、心理的な安全が必要といわれていますが、当ステーションには適度な距離で見守ってくれる経営層、多様性に富んだ看護スタッフの先輩方と、みなさん物腰柔らかな方々ばかりです。コロナ禍で交流は最小限でも、こんなお家のようなステーションがあるのだなというのが、就職後3ヶ月の私の感想です。自身が安定した状態で、安心のある環境で、初めて、安心できるケアが提供できると私は考えています。それが、利用者様やご家族様の信頼につながると思います。

長々とした文章ですが、お読みくださってありがとうございます。当ステーションのよい雰囲気を少しでも感じてもらえたら幸いです(*^^*)