マイナースとは

イナース制を導入した経緯

私達が考える理想の看護を提供するために、長年工夫を重ねながら、自宅で生活する利用者目線にたって、より良いサービス提供体制を検討してきました。

まず第一に、利用者さんにとって、数多くのスタッフが入れ替わり立ち替わりで関わるのは、安心して生活出来ないのでは、という声が多い。

そして、明日もまた訪問に行く予定なのに、シフトの調整で、1ヶ月ぶりに異なるスタッフが行く。その際にはかなり事前の情報収集が必要で、効率が非常に悪い。

だって、昨日、訪問したスタッフが再度行くほうが、行く方も来られる方も、最も情報鮮度が高いのは明らかです。

病院や施設などで、違和感を感じていた、もっと永く寄り添った看護がしたい、という想いを実現するためにも、私達は、基本的に事業所が大きくなっても、利用者さんにとっての担当看護師として、原則は同じスタッフが行くという運営スタイルをとっています。

もちろん、勤務都合でいつもと違うスタッフが行くこともあるし、一人のみで担当し続けるというリスクも考慮して、体制は臨機応変に変えていくようにしています。利用者さんにとっても、合わないスタッフが固定されてしまうほど残念な事はありません。

在宅で療養を看守るということは、看護技術以外の”相性”も大切だと考えています。チームで運営しているため、一人ぼっちにはならない工夫を実践しながら、利用者目線で

担当制=マイナース制度

を実現し続けたいと考えています。

イナース制度を支える基本的な考え方

・それぞれが訪問看護師として自律する。
・事務作業もレセプト請求も訪問看護師が担当する。
・スケジュール管理も自身でマネジメントする。
・管理者任せではなく、利用者調整も自分自身で。
・日常生活の延長に看護があるライフスタイルを。
・自分で好きな時に仕事をし、休める環境を自分自身で。
・看護師の給与金額の向上を最大限図る。
・間接費を極限まで下げることでスタッフの処遇を向上する。

当社のスタイルの原則は、自分で訪問件数を決めることができる仕組みです。「何件、行きたい?」→「その件数なら、月額基本給はこの金額で設定します」という決め方です。希望給与を先に自己申告してもらい、その金額に合わせた目標を逆算することも可能です。

日本看護サービスが定義するマイナースの5つの能力の初期の段階で学んでいただき、マイナース制の仕組みを肌で感じてもらいます。余計なものを削ぎ落とし、シンプルに考えて、
間接的にかかるコストを極限まで削減すると、マイナース制度が当社にとって最適な手段になった背景の理解が必要です。

ただ、一人で全て担当することは厳しい状況もあるため、不安な状況を緩和させるために、コーチ制度の導入が必要と考え、体制を構築して実践しております。

問看護師の役割

①看護の将来ビジョンの中で「看護は、対象となる人々を、どのような健康状態であっても、人生を生きる一人の個人として総合的にみる。つまり“疾病”をみる「医療」の視点だけでなく、生きてく営みである「生活」の視点をも持って“人”をみることにその専門職としての価値をおく。」としている。

②訪問看護師は医療知識をベースとして、予後予測や、悪化防止の判断を勘案しながら、専門知識や高度な技術を生かして看護サービスを提供する役割がある。

③医療と介護(生活)の両面から、療養上の問題となる要因分析、解決策を検討支援できる専門職として、多職種それぞれがもつ専門性が発揮できるように、多職種協働・連携の要としての役割を果たすことが必要である。

域で必要とされる訪問看護師像

~地域で働く専門職としてどのような看護師が必要とされているか~

①訪問看護ステーションや訪問看護師の役割を果たすために必要な力量の基本は、「誠実であり、主体的に考え判断できる看護師」であること。

②社会情勢が変化する中で、その変化をとらえ、訪問看護師として今必要な力量を身に着けるため、主体的に学び続ける看護職であること。

上記の考え方に少しでも共感していただける方と一緒に働きたいです。ご興味がある方は、下記の問合せフォームからご連絡頂ければ幸いです。

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