このようなご質問をいただくことがありました。
訪問看護に向いている人とは、以下のような人です。
このような特徴に一つでも当てはまる場合には、訪問看護に向いていると言えます。
では、5つの特徴を一つずつ解説していきます。
人と話すことが好き
人と話すことが好きな看護師さんは、訪問看護に向いていると言えます。
訪問看護は、利用者さんの家に訪問して看護を提供する仕事です。
1回の訪問時間の多くは30分から1時間で設定されています。
訪問看護は週に1〜3回程度の頻度で訪問することが多く、その訪問時間内に利用者さんの病状や経過について情報収集をする必要があります。
私たちが訪問した際には、利用者さんも緊張していることがよくあります。
そんな時に、看護師さんから話題を振ってもらったり、気分を和やかにする声かけをしてもらうことで利用者さんはリラックスして自身の困りごとをお話しくださいます。
このように、看護師が一方的に症状を聴取するのではなく、利用者さんが話しやすい雰囲気を作ることで利用者さんにとって必要なケアを見出すことができるのです。
いろいろな人と話すことに抵抗がなく、必要な情報を引き出すコミュニケーション能力を持つ看護師さんは、訪問看護の仕事で活躍すること間違いなしです！
冷静に物事を進められる
訪問看護の現場では、利用者さんの状態変化に早急に対応が必要な場合もあります。
急な対応が必要な場合には、同じ院内に医師がいる病院での看護とは異なり、利用者さんの主治医のいる医療機関に報告をして指示を受けます。
医療機関ごとに連絡方法が異なることも多く、また顔を合わせたことのない主治医への報告は緊張することもあると思います。
そのため、慌てずに冷静に物事を進めることのできる看護師さんは、訪問看護の仕事に向いていると言えます。
在宅医療の現場では、他事業所や他職種の方と連携を図り利用者さんの治療や生活の支援を行っています。
そのため、関係各所に的確に連絡報告ができる看護師さんは、とても信頼される存在です。
相手を立てることができる
相手を立てることができる看護師さんは、訪問看護にはとても向いています。
相手を立てることができるというのは、「人を自分より上位に置いて尊重する。また、自分は退いて人の面目を立てる。」という意味です。
利用者さんの想いや考えはそれぞれにあり、自身とは異なる考え方をする方もたくさんいます。
しかし、自身の考えを押し付けることは、利用者さんに「大切にしてきた生活や人生を否定された」と感じさせてしまうこともあります。
利用者さんやそのご家族を尊重し、それぞれの想いや考え方を受け入れることは、生活を支援する訪問看護では重要なことです。
相手を立て、利用者さんの生きてきた道を否定せず認めることができる看護師さんには、ぜひ訪問看護の仕事をしていただきたいです！
想像力がある
訪問看護では、次に起こり得る症状を予測したり、変わりゆく利用者さんの状態や生活に合わせて先回りして支援をしていくことがあります。
そのため、いろいろな場面を想像し、対処できる看護師さんは訪問看護に向いています。
また、在宅医療の現場では、限られた物品や材料で処置やケアを行うこともあります。
利用者さんの居宅にあるものをお借りして活用することや、普段と違う物品の使い方をすることもあります。
いろいろなアイディアを思いつくことが得意な看護師さんは、在宅医療の現場で活躍しています。
「新しいことをよく思いつく！」
「今あるもので工夫できないか考えるのが好き。」
そのように想像力のある看護師さんは、ぜひ訪問看護にチャレンジしてみていただきたいです。
責任感がある
訪問看護では、利用者さんと長期間にわたり関わることも多いです。
特に当事業所ではマイナース制(受け持ち制)を採用しており、利用者さんの看護を担当者が責任を持って展開していきます。
また、関係する他職種との連携を中途半端にせず最後まで行っていただくことで、利用者さんの生活の質を維持向上することができます。
そのため、責任感のある看護師さんは訪問看護に大変向いていると言えます。
なにごとも投げ出さずに向き合ってくれる看護師さんは、利用者さんや他職種からの信頼も厚く、とてもやりがいを感じられると思います。
まとめ
今回は、訪問看護に向いている人について5つの特徴を踏まえて解説しました。
訪問看護に向いている人の特徴は以下の5つです。
訪問看護の仕事は、利用者さんの個別性により内容が大きく異なります。
訪問看護の現場では病院で経験を積んだ方も多く働いています。
それぞれの培った経験や、自身の良いところを活かすことのできる仕事でもあります。
訪問看護に興味がある看護師さんは、ぜひ一度見学に来ていただけると嬉しいです。
ご連絡、お問合せをお待ちしています。
