こんにちは。いつもお読みくださってありがとうございます^^
Nアート訪問看護ステーション スタッフの高井です。
Nアートでの訪問看護も慣れてきました。少しずつできる業務を増やしていきたいです。
さて、当ステーションでは健康経営として、定期的なヨガを開催しています!!私自身、趣味で始めたヨガに救われた経験があり、伝える側になりたいと資格取得に至りました。実際ヨガの練習時間が減ると、体調に変化を感じて、QOLが下がります。身体のためには、インストラクター業に専念したほうが良いのかもしれませんが、私自身看護師の仕事にウエイトを起き続けるのには理由があります。
医療職でヨガインストラクターの資格をお持ちの方も少しずつ増えてきましたが、私なりの考えをよかったらお読みください。
(よかったらこちらの記事もご参照ください!)▶︎看護師が行うヨガ講師をする理由。企業におけるセルフケアとヨガ。看護師とヨガ。
そもそも、ヨガって何がいいの?
一般的には、
- 代謝・柔軟性アップ
- デトックス効果
- 自律神経を整える → 身体の不調が整う
- ホルモンバランスの乱れが整う
- 心身のリフレッシュ
などがあげられています。
コロナ禍で、外出を控えたり、ストレスに強いられるようになりました。オンライン化もすすみ、自宅でのオンラインヨガをするようになった方も増え、おかげで、ヨガに親しみを持つ方も増えたと思います。
では、看護師の役割って改めてなんでしょう?
改めて考える機会は、学生時代や研修でリフレクションの機会をお持ちになった方も多いのではないでしょうか?
日本看護協会では、看護師の仕事について下記の通り明言しています。
看護師の仕事は、傷病者や妊産婦の療養上の世話をしたり、診療の補助を行うこと。”人を看る”という看護師独自の視点で対象となる人を身体や精神、社会、文化などさまざまな側面から捉え、情報を統合的にアセスメントし、必要な看護を的確に判断します。・・・・・・。
私たちが大切にしたいと思っている、”その人らしさ”って何でしょうか。
それが独自の視点で、様々な切り口からとらえることなのかなと、私は考えています。
皆さんはいかがお考えででしょうか?
さまざまな人がいるように、さまざまな看護師が看護師がいます。
マニュアル化できる正しい方法はあっても、正論だけでは本当に目の前の方の苦しみは救えません。極端ですが、「尊厳死」、「安楽死」という考えがあります。大切にしないといけない命、ですが苦しみはその人にしかわかりません。
在宅でも、独居であったり、死別され深い悲しみの中にある方のお声に、胸が痛むことがあり、わたしも、どうケアすればと悩みます。
日々悩みはつきものですが、
看護と向き合いながら、別の切り口での活動が、私にとってはヨガになります。
ヨガと看護が掛け合わせられればと思っているので、少しそのご紹介をさせていただこうと思います(*^^*)
ヨガは統合医療の中の補完・代替療法に位置付けられています!
日本では、まだまだ西洋医学が中心です。
ですが、最近は漢方を希望される方が増えたり、カイロプラクティックや整体に通われる方も増えましたね!
現代は西洋医学・東洋医学・代替療法を統合していくことで、QOLが向上するということも情報発信されています。
例えば、体のゆがみからくる腰痛に鎮痛剤を飲み続けても治りにくいのは想像できますよね。
また、苦痛に関して、全人的苦痛(トータルペイン)という考えがあるよう、悪いものを除去して、身体の苦痛だけを取り除けば安楽になれるというものではありません。
私の経験上では、ヨガの継続で、
身体的な不調が改善する(頭痛、肩こり、腰痛、生理痛、PMS、睡眠の質改善、便秘改善など)
心がすっきりする、悩んでいたことに気づく、悩んでいたことがちっぽけに思える(ポーズや呼吸で集中力UP、内観できる)
すっきりすると、周りの人にも優しくなれる(イライラ、不調があれば、悲観的になりやすいですよね…)
周りの人が喜んでくれれば、自分もよりハッピーになる
と、いう風に
心身の不調改善、対人関係の円滑、かりに自己中心的な考えになっていても気づけるので自分で修正できる、と、心と暮らしが豊かになりました。
なんて、「なんておめでたい人だ・・・」と思った方もおられるかも知れませんが、ヨガの先生の多くが、とても大らかで健康的で、内面が美しい方が多いです。
(わたしもヨガの講座を受けていると、まだまだだなぁと、にこにこ反省します(笑))
看護師×ヨガでしたいこと
私は、病院時代、救命に携わる機会を与えられていました。
そして、小さいころから家族を看取ったり、自身が交通事故にあうなど、命と向き合うきっかけを与えられていたのかもしれません。
救急に来るかたの多くは、「まさかこんなことになると思わなかった。」とおっしゃいます。
ご家族は、「いつ電話が来るかわからないから、ベッドに置いていてよく寝れないんです。」「二人暮らしだったから相談できる人はいません…。」など、心の内を開けてくださった方もいらっしゃいました。
でも、その時に、寄り添う努力はしましたが、その方の不安を取り除くことは私にはできませんでした・・・。
相手がどのように受け止めるかまでは、その人にしか変えることができないからです。
看護師というやりがいのある仕事とは裏腹に、心身が参ってしまったときに、ヨガが救いになりました。その感覚を今後、生かすことができればと思います。
いつ何が起こるかわからないからこそ、身体のケアはもちろん、日々の暮らしが豊かだと思える方が増えたらいいなというのが、わたしの素直な願いです。
だから、看護師の目線でお伝えしたいなと思うのは、
心身のケアをしつつ、地域のコミュニティづくりの一環としてのヨガ教室。
病気や障害があっても、その苦痛を軽減でき、また同じ気持ちの誰かと繋がれるピアサポートの場にもなるヨガ教室
不安にさいなまれたり、介護疲れをいたわる ご家族のための、心の安心するヨガ
看護師という立場だから分かる、看護師の皆さんのメンタルヘルスのためのヨガ。(私も辛かったので、施設の方のご協力が必要ですが、実現したいです…)
病院や、保険制度では”治療”はのぞめますが、病気になる前の段階は、個人の暮らしに委ねられています。
いつだれが、どのようなことがきっかけで、人生が変わるかはわかりません。
そして、当然のことながら、一人で何でもできる人はいません。
だからこそ、致命的な病気になることを防ぐ、自分の体に関心を持ってもらい暮らしに役立ててもらう、コミュニティを作ることで孤独を減らす・・・。
病院時代ではでききらなかったことを、訪問看護とヨガで作れればと考えています。
Nアートはフレックスタイム制を導入してくださっているので、
個人活動で、地域の方向けや障害の方向けにご提供するコミュニティづくりや、ケガをされた方の不調改善にヨガ教室をご提供できています。
また、看護師向けとして、スタッフの皆さんにも、お時間を頂戴して習慣化することができています。
コロナ禍なので、地道に広げたいなと思って、打診しても、「忙しいから無理!」「身体硬いから無理!」「そんなの必要ない!」と言われたり(笑)。
「必要だと思っても届かない」ことは、大いにあります。
スタジオに行かなくても、運動制限があっても、ヨガはできます!
求めてくださる方に届けばいいなと願いながら活動を続けていきます。
さまざまな状況がありますが、ご縁の問題なので、喜んでくださる方が増えればと願って、少しずつ活動を広げていきたいなと思います^^
オンライン化が当たり前の時代になったので、ご興味ある方はお気軽にご相談いただければ幸いです!!
ちなみに、定例ミーティングの時にもやってるので、見学に来てくださる方もお気軽にご参加くださいね(*^^*)