Nアート訪問ステーションでは、マイナース制度を採用しています。詳細はHPの概要や前回のマイナースの良さについての記事をご覧いただけると幸いです。
月に1回の定例ミーティングでは、ほとんどのスタッフが集合することができる機会です。今回のミーティングでは、共有事項と近況報告のほか、各スタッフが日々の訪問での疑問を解消するための一歩になったので、ご様子を一部ご紹介します。
病院では、勉強会や院内研修などのOJTがよくあったと思います。看護師は自己研鑽に努めることを求められる職種ですし、医療、介護とは異なる他の分野の職種と比較しても、看護師は学びの意識は高いですが、何となく強制感があったことも……。( ; ; )
訪問看護では、勉強会はステーションによりけりだと思いますが、Off–JTがメインではないでしょうか。
訪問時間は決まっていますが、起床・検温・保清・検査・食事介助・引き継ぎ・消灯などといった病院のような時間軸はありません。その分、利用者様、ご家族様、またご家庭環境などによって、介入の仕方や看護師の在り方が変化し、そこにやりがいの大きさもあります。心身の状態が変化する中で、より良い方向性に導くために疑問や悩みは付きものです!それらを相談しあって、糸口を見つけ、PDCAサイクルを回していくわけですが、
ありがたいことに、当ステーションも若手スタッフが増加傾向です!!学びを個人だけでなく、ステーション全体で底上げしていく必要があります。今回は、管理職の先輩からのご提案で、各個人ごとに困っていることの勉強会をする運びと成りました。
専門、認定の看護師も在籍していますのでより深い内容はもちろん、日々の訪問に疑問を感じることができるのは、スタッフの『観察目』ではないでしょうか!テーマを共有しているだけで既に、学びです。。。
今回はテーマの共有がメインでしたが、
- 在宅での褥瘡ケア、ポジショニング、被覆剤の使用方法
- 呼吸ケア
- 悪化を見逃さないフィジカルアセスメントと他職種への連携
- フットケア(白癬がある方、巻き爪のある方などの爪切り、心地よい足浴の方法)
- 社会問題として、うつ病が増えてきているので、心に優しい関わり方、言葉選びなど、訪問看護師のメンタルヘルス
- 在宅療養における意思決定支援
- 排尿管理
- 経腸栄養とPEG管理
- 改めて介護保険の基礎、虐待例、認知症ケア
- 在宅経験20年以上のベテランナースが教える、訪問看護ノウハウ などなど
たくさん出てきました!!あと、わかりやすい医療漫画の紹介など(笑)
それから、ご準備が早い大先輩!!!
今日は経腸栄養の種類にフォーカスを当てて、レクチャーいただきました。また、お顔のスキントラブルや下痢の原因が成分やアレルギーかもしれない!と情報共有していただき、手技だけではないと改めて感じました。
在宅の経腸栄養剤はすでに、病院から引き継いで種類変更することは少ないですが、当然、長期投与や何かのタイミングで利用者様の状態が変化されるかもしれませんよね。また、夜勤がないので注入量や時間を検討しないと負担がかかるなど、安定には時間を要することもあります。
今日の勉強会テーマの共有では、他のスタッフの意見を聞いて、『それ教えてほしい!』と思ったり、逆に『おしえてもらいたい!』と自然に共有できるのは、Nアート訪問看護ステーションの安心の空間ならではなのかなと思います。^^
知っているようで、知らないこと、忘れてしまっていること、、、様々ありますが、その利用者さんに特殊なケースもあります。
『〇〇しないといけない』や、『〇〇知らないなんてだめ』という、少し重たい強要感がないのがNアート訪問看護ステーションです。(笑)良い雰囲気であるからこそ自然と、学ぶ意欲が湧いてしまう場所です^^
マイナース制であるからこそ、責任感は強くなり、自律性が高まりやすいと感じています。そのスタッフが肌で感じた疑問を持ち帰って学びを共有することは、教科書レベルの内容を飛び越えるのではないかと、これからのミーティングがとても楽しみです!私も、自身の疑問解消のためテーマを決めましたが、それがステーションに還元できるよう励みます!
とは言っても、看護師も疲れることもあります。笑 看護師のメンタルヘルスの課題は長年あるかと思います。
当事業所では、健康経営の一環と合わせ、定期ヨガを開催中です。私自身は、それが身体だけではなく、心理的安定性を向上する取組としても京ぞ億できればと思います。会社として、看護師として、ヨガを事業所内で、スタッフで行う良さを、次回の記事で楽しくお伝えしてみようと思います☆☆^^