中西睦子先生が昨年の5月4日に亡くなられてから
はや1年を迎えようとしています。
先生は、いつも臨床の知を大切にされおられて、
”看護をダメにした教育者よ”と、痛烈な言葉で語られている。
「異端の看護教育 中西睦子が語る」最後の
”イマドキの学生は・・・・”と、つい口にしているフレーズで
”学生を見てはダメ、あなたはどんな学生を育てたいのか・・・”
30年前に先生に言われた、言葉を思い出しています。先生位の言葉はいつもシンプルでした。
看護はアートよと言われた。アート?芸術? 今のドキの学生に尋ねたら「引っ越しですか?」だと、(すぐに冗談ですと言ったものの)バカモンと言いたくなりますね。
最近、やっと看護がアートであることが、この年になってわかりました。看護師のみなさんへ、もっともっと、看護を語りませんか?複数の看護部に寄せていただいておりますが、みなさん看護をもっと語ろうと言われています。看護研究の前に看護を語れる看護師として、誇りを持って後輩育成へと繋げていきたいと感じておられるのだと感じました。マニュアルからの脱却しませんか。自らの仕事に誇りを持っていれば、ネガティブなメッセージを自ら発信するのは、プロフェッションでありませんね。物分りのいい看護師にならなてくもいい。わがままで生意気な看護師になれと中西先生は述べてました。ただ、社会一般的に使われている生意気とか、わがままとは違います。詳細は上記の書籍にてご確認ください。中西先生を偲びながら。