教育と指導の違い、意外と混同されている方もおられるのではないでしょうか。
教育は、教え育てる。指導は、指し導くと文字通りの答えになるかと思います。時間的経過から見れば、教育は長く掛かる。指導は短時間で行われると考えれば、使い方が整理しやすいでしょうか。また、指導には、躾けるという趣もあるように感じます。その場で指導することで、気づくことができる。柔道の試合にも「指導」と、審判から言い渡させると、動きが活発になりますね。そして、叱ると怒るの違いも整理すると、叱るは、相手のことを思いながら、躾ける。怒るは、こちらの感情を相手にぶつけてしまうことであれば、怒ることはしなくても、叱ることは必要だと思います。叱っているつもりでも、怒られていると、思われているのかもしれません。甚だ、教育も指導も難しい時代です。アドラーは、怒ることは2次的感情の表れだと説いています。怒りや怒る感情は、相手に対してや自分への気持ちを報復させるものなのかもしれません。