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訪問看護での男性看護師の働き方!昇格や独立も目指せる?

 

 訪問看護ステーションでは男性看護師も需要がありますか?
昇格や独立も目指せるって本当でしょうか。

 

年々増加傾向である男性看護師さんですが、上記のような質問をいただくことがあります。

結論から言うと、訪問看護では男性看護師も大活躍しています。

また、管理者や役職の地位につき管理業務を行う男性看護師さんも多くいます。

訪問看護の現場で知識や技術を学び、いずれは独立を考えている男性看護師さんも少なくありません。

今回は、訪問看護で活躍する男性看護師さんの働き方について詳しく解説します。

これから訪問看護への就職を検討している男性看護師さんは、ぜひ参考にしてください。

 

 

男性看護師はどのくらいいる?


厚生労働省第2回看護師等確保基本指針検討部会「看護師等(看護職員)の確保を巡る状況」(令和5年7月7日)より引用

 

厚生労働省から発表された「看護師等(看護職員)の確保を巡る状況」の資料によると、令和2年時点で男性看護師は全体の7.6%と増加傾向にあることがわかります。

育児や介護との両立のため、夜勤のない訪問看護への転職を希望される女性の看護師さんは増えてきています。

一方で、昇格や独立を目標として在宅看護へ興味をもつ男性看護師も少なくないようです。

このように訪問看護事業所で働く看護師さんの中では男性の方も増えており、在宅領域での活躍の場を広げています。

 

訪問看護での男性看護師の働き方とは

在宅では重症度の高い利用者さんが増え、訪問看護でも高い知識や技術力が求められるようになっています。

現在の訪問看護では「のんびりとした看護」「安定した患者さんの体調観察」というかつての在宅医療のイメージは払拭され、スピード感のある看護展開と臨機応変な対応を行います。

そのため、いつも冷静に論理的な思考ができる男性看護師や、リーダシップの取れる男性看護師は、訪問看護におけるチーム作りで重宝される存在と言えます。

では、具体的にどのような理由で男性看護師が求められているのでしょうか。

 

訪問看護で男性看護師が求められている理由

訪問看護で男性看護師が求められている理由としては、以下のような理由が挙げられます。

 

  • 介助量の多い利用者さんが増えている
  • 24時間対応を行う訪問看護の需要が高い
  • リーダーシップが取れる看護師が必要である

 

さっそく具体的に解説していきます。

 

介助量の多い利用者さんが増えている


厚生労働省社会保障審議会 介護給付費分科会(第220回) 「訪問看護」(令和5年7月24日)より引用

 

上表が示すように、日本の高齢化に伴い訪問看護の利用者さんは年々増えています。

介護度の高い利用者さん=介助量の多い利用者さんも増えている現状があります。

訪問看護師は基本的に利用者さんの居宅へ1人で伺います。

そのため、全介助の利用者さんや移乗が不安定な利用者さんからは、体幹のしっかりした看護師による介助が安心できると好評です。

男性看護師の体幹を活かしたケアは、病院だけでなく訪問看護でも頼りにされています。

 

24時間対応を行う訪問看護の需要が高い


厚生労働省社会保障審議会 介護給付費分科会(第220回) 「訪問看護」(令和5年7月24日)より引用

全国の訪問看護事業所の8割以上が、24時間対応体制をもつ届出をしています。

在宅療養を行う利用者さんにとって、訪問看護事業所の緊急時対応は心強いものです。

しかし、訪問看護師にとっては夜間早朝の対応や土日祝日の待機は大変です。

多くの事業所は当番制にして、管理者やスタッフが交代でオンコール待機を行います。

訪問看護で働く子育て世代の看護師の中には、病院での夜勤と子育てを両立することが難しくオンコール免除希望で訪問看護へ転職する人も少なくありません。

そのため、オンコール当番ができる男性看護師は訪問看護ステーションでは大変重宝されます。

 

リーダーシップが取れる看護師が必要である

訪問看護ステーションでは、2.5人以上の看護師の他に、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士といったリハビリの専門職員が在籍する場合もあります。

また、事務員が在籍している事業所もあり、複数人を取りまとめる管理者は広い知識や冷静な判断力を持つ必要があります。

人員の采配や経営に関するデータ分析などが得意な男性看護師は、管理者や役職者として活躍していることも多いです。

訪問看護では、他職種をまとめ牽引できるリーダー役として管理能力の高い男性看護師は是非とも採用したい人員と言えます。

 

訪問看護では昇格や独立が目指せる!

ここまで、訪問看護での男性看護師の働き方や、男性看護師が訪問看護で求められている理由を解説してきました。

訪問看護の現場では、男性看護師に限らず看護師不足が懸念されています。

少ない人員で地域の利用者さんを守っている訪問看護事業所も数多く存在します。

訪問看護では、自身の持つ長所を活かして働くことで昇格して役職につくことも可能です。

また、訪問看護での起業は看護師にとって身近な独立の手段です。

いつか独立したいと考えている男性看護師さんにとっても、訪問看護での経験は役立つものと言えます。

昇格や独立を目指す男性看護師の皆さんは、ぜひ訪問看護の仕事にチャレンジしてみていただければと思います。

日本看護サービスでは、看護師の方向けに独立支援も行っています。

下記のページも参考にしていただければ幸いです。

 

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