このようなご質問をいただきました。
訪問看護では、土日祝日を非営業日としている事業所は多く存在しており、日勤のみの勤務を希望するママナースにも人気の職種です。
しかし、特に子育て世代の看護師さんは子供の体調不良など急な休みが取りにくいとなると就職に躊躇してしまうのも無理ありません。
今回は、訪問看護が休みづらいと言われる理由とその対策、当社の休日休暇の詳細について解説していきます。
訪問看護への就職を検討している看護師さんやセラピストの皆さんは、ぜひ参考にしてください。
訪問看護は休みづらい?その理由とは
訪問看護は、基本的に利用者さんへの訪問日時を事前に予定し、1人の訪問看護師が訪問をします。
そのため、看護師の急な欠勤は代替えのスタッフやスケジュールの調整が必要となります。
また、訪問看護では利用者さんに対し選任の看護師を設定している事業所もあり、担当している看護師しか利用者さんの詳細の対応ができないこともあります。
そうなると、急な欠勤を申し出ることも難しいと感じてしまっても仕方ないと思います。
厚生労働省第142回(H29.7.5)社保審-介護給付費分科会「訪問看護 (参考資料)」より引用
訪問看護で働く看護師さんは、上のグラフのように全国的に見ても30代から40代の子育て世代が68%と多くを占めていることがわかります。
核家族化が進む日本で、親や親族のサポートを受けられる世帯ばかりではありません。
事業所は、このように看護師さんのライフワークバランスに合わせ働きやすい環境を整えていく必要があります。
訪問看護に転職する際には、急な欠勤の際の対応を十分に確認しておく必要がありますね。
休みづらさを解決するための対策
訪問看護では、休みづらさを解決するために次のような対策ができます。
- 管理者は余裕を持ったスケジュールを組む
- どの看護師が訪問してもわかるような情報共有をする
- 急な調整が必要になる可能性を利用者さんに説明しておく
上記の詳細を一つずつ解説していきます。
管理者は余裕を持ったスケジュールを組む
訪問看護では、主に管理者がスケジュールの調整を行っています。
時期によって依頼数の増大により多忙なスケジュールになることもありますが、基本的には余裕を持ったスケジュールを組んでおくことが大切です。
いざ急な欠勤となった場合にも、追加の予定の調整がしやすくなります。
急な欠勤に備える意味もありますが、スタッフの移動の際の事故防止の意味でも余裕のある間隔で訪問をスケジュールしておくと良いでしょう。
どの看護師が訪問してもわかるような情報共有をする
急な欠勤となった場合には、代理で他のスタッフが訪問に行くことになります。
新規の利用者さんの利用開始となった際には事前に同行を組んだり、自宅内の構造や物品の配置、利用者さんごとの対応の注意点などを共有しておくことが大切です。
特に利用者さんごとの対応については、訪問看護記録に記載する内容ではない事柄の場合共通した記録場所を決めておきこまめに記録しておくことで代理のスタッフも安心して訪問に伺うことができます。
また、急遽代理のスタッフに訪問を依頼する際には、電話等で近況を申し送りし訪問に不備のないよう努めます。
このように急な欠勤への備えは、日頃の訪問時から行っておくことをお勧めします。
急な調整が必要になる可能性を利用者さんに説明しておく
担当制の訪問看護を行っている場合には、利用者さんへも事前に事業所の都合で代理のスタッフが伺うことがあることや情報共有をさせていただく旨はご理解いただいておくことが大切です。
これは急な欠勤による調整のみならず、緊急対応や移動時の事故による調整が発生した場合にもスムーズに代理の訪問を行うことがあるため重要なことです。
利用者さんに「いつも看護師さんでなければダメだ」と思わせてしまうことは、利用者さんにとっても代理で訪問するスタッフにとっても、精神的な負担が大きいと言えます。
訪問看護師も人である以上、急な欠勤は起こり得ることです。
利用者さんへのサービスが公平で不利益のないものになるように、担当以外のスタッフが対応しても必要なケアを提供できるよう事業所の体制を整えていることを説明しましょう。
当社の休日休暇について
ここまで、一般的な訪問看護の急な欠勤について理由と対策を解説しました。
では、当社の休日休暇について解説します。
当社では、土日祝日を定休日としています。
法定どおり年次有給休暇も支給いたしますので、希望休をとっていただくことも可能です。
もちろん今回ご紹介したような急な欠勤の場合にもサポート体制を万全にしておりますので、小さいお子さんを抱えるママナースの皆様にも安心してお仕事していただいています。
また、「フルタイムでの勤務は難しいかも…」とご心配の方もいらっしゃると思います。
当社では、急に休まなければならない状況を極力減らせるように、無理のないペースでの勤務や家庭優先の勤務などその方にあった雇用形態をご提案させていただいておりますのでご安心ください。
訪問看護の休みづらさは解決できる!
今回は、訪問看護の休みづらさについてその理由や解決方法を解説しました。
当社では、利用者さんだけでなく働くスタッフひとりひとりのライフワークバランスを重視し、長く安心して働ける環境づくりに力を入れています。
ぜひ「どんな働き方がしたいか」、「理想の看護はどんなものか」をお聞かせください!
そして、あなたにとって最善の働き方を、一緒に考えさせてくださいね♪