6月12日、Nアート訪問看護ステーションは、8周年を迎えることができました!!!
コロナ禍で厳しい状況が続きますが、日頃から地域の皆さまに支えていただいていることを実感します。
そして、興味を持ってくださる看護師さんも増え、スタッフも徐々に増加傾向です!8月からは、大津市にも新事業所開設予定です!
国の方でも、診療報酬改定により、病院から在宅へ以降する取り組みがなされています。訪問看護ステーション自体は拡充してきており、全国で1万事業所以上設置されています。一方で、医療法人のものは別として、個々のステーションは経営という目線で厳しい事業所もあり、特にコロナウイルスが蔓延した当初、訪問ができず(=収入がないため)、閉鎖せざるを得ない選択をした事業所も少なくないです。
そんな、先行きの見えない時代で、1日、1日を積み重ねることができるのは、ひとえに地域の皆さまの支えのおかげさまです。改めて、厚く御礼申し上げます。
私は、Nアートでお世話になり、まだ浅いので、訪問看護師として日々邁進するに尽きるのですが
設立してくださった、餅田社長の想いをお伺いしたく、少しお話しさせていただきました。(とても、ユニークでお話ししやすい方です^^)
そこで、設立にあたっての原点のご紹介と、餅田社長の世の看護師を思う願いについて、少しばかりご紹介させていただければと思います。(社長ご自身の執筆でないため、内容に少しずれが出てしまうこと、ご了承くださいませ。)
いちスタッフとしては、職場環境や、労働時間、ICTの導入等で、働きやすさや、やりがいを強く感じられています。
会社設立にあたっての社長はじめ、立ち上げしてくださった方々の、『看護師にも“働く”ということを“暮らしの延長”として捉えてもらいたい』という思いがあります。
最新の看護師の就業状況はどうなんだろう
2020年のデータで就業中の看護師は、約128万人。就業場所は病院などの医療施設は約88万人(全体の69%)に対して、訪問看護ステーションは、約5.3万人(全体の4.6%)です。その他診療所や介護老人施設、大学や研究所などの就業場所があります。全体としては、増加傾向で、滋賀県の人口10万人当たりの就業者数は約1026.6人で全国平均と同程度です。
最新データは調査中ですが、コロナウイルスの関係で心身のストレスが大きく、離職者も増えているので少し変動はあるかもしれません。
看護職も働き方改革を!、と謳われていますが、残業、不規則勤務、キャリアアップなどが一般化している中で、私たち看護師の思考も、何かを迫られて当たり前となっていないでしょうか??
私も、やりがいとは裏腹に、バランスが取れないことで心身の不調はきたした経験があります。
何のための看護で、誰のための看護なのかよくわからなくなりました。この感覚は、多くの方が感じたことがあるのではないでしょうか??
そして、私の場合は、看護師として看護を行なっているだけが、本当に自分の目指している方向性ではないかもしれないと、気づきました。
自分の感覚を大切にしながら、看護の幅を広げて行きたいなと、本当に思えるようになったのは、Nアートに来てからです。
なぜ働くのか、、、わたしたちがいつも気にしていること
たまに、社長の餅田は、こんな事を、スタッフと会話してます。
“働くとは何ですか?”
皆様にとっての“働くとは”どのようなものでしょうか。
お金を得るため、家族を養うため、生活のため・・・・・・
というのが、一番の理由の方がほとんどかと思います。
生きるためのお金を得るのが仕事ですが、仕事をこなすだけでは、行き詰まりが生じてしまいますよね。
だからこそ、やりがい、好きなこと、はどのような環境でも必要と言われています。
そのやりがいと行き詰りのギャップを解消し、人間関係や社会の縛りで、中々実現できない看護師の純粋な思いを形にできるように、会社設立に至ったそうです。
今後の展望について語る
設立して半年後の記事を抜粋しますが、
Nアートというステーション名の由来は
- Nippon の
- Nurse を
- Natural に働いてもらう場所を
- アート(デザイン)したい
という想いが込められています。
今後の展望をお伺いすると、
「よりよく、そして柔軟性のある組織づくりをしていきたい!」と。
フレックスタイム制、マイナース制、その他健康経営など、当ステーションは、すでに働きやすさや、働く人のための心身の健康への取り組みが準備されています。
社長のイメージされる、働きやすさや柔軟な組織とは・・・!?
どの様に組織変革していくのか楽しみですね!!
日々の訪問で手一杯になりがちですが、
社長にお任せするだけでなく、
いちスタッフとして、私たちも、日々の疑問から生まれる何かを、事業所に還元できればと思います!!
働きやすさの取り組みからは、少し離れますが、
個人的には、“繋がり”を意識し、看護がより身近になったらいいなと思っています。
病院という施設では医療者、患者さんといった枠組みがあり、
訪問看護としては、ケアが必要だから来てくれる看護師さんと思われているのが一般的です。
コストを考えて、保険医療制度でできることも、質を高めつつ、きちんと提供していく必要がありますが
何かがあってから急に慌てふためくのではなく、
私たちが、地域の方々にとってより身近な存在に成れれば、暮らしのサポートが自然にさせていただけるのかなと考えています。
その方法として、スタッフ一人一人の得意分野や個性が生きる何かができればいいなと思います。
HPだけでは、当ステーションのよさは全てわかるわけではないので、折り合いを見て、先輩方の素敵なお人柄をご紹介できればいいなと考えています!!
また、是非、更新を楽しみになさっていてくださいね^^