代表餅田のブログ

第10期日本看護サービス経営方針/中長期経営計画

第10期(2023年度)株式会社日本看護サービスの経営方針について

当社は、3カ年を中期計画として位置づけ、毎年見直すことで事業運営を継続的に発展するように計画しております。

第1期 中期経営計画:2014年6月~2017年5月
第2期 中期経営計画:2017年6月~2020年5月
第3期 中期経営計画:2020年6月~2023年5月(←現在ここ!)
第4期 中期経営計画:2023年6月~2026年5月(←現在ここ!)

地域に密着して地道に運営していく事業のため、大げさな計画は立てる必要はありませんが、自宅に帰りたくても帰れない入院患者さんの現状から、もっと在宅で出来ることを広げていく必要性があります。誰もが安心できる在宅医療を定着させるために、そして、サービスを提供する看護師が、より自律して仕事ができる環境を構築することが当社の役割だと認識して、長期的な計画を見据えて行動します。

1. 社是

自主自律

2. ビジョン

  1. 地産治生の無限の看護をめざす。
  2. 生活の場を支え、その地域で生まれ死ねる環境をつくる。

3. 経営理念

人生の宝は、健康である。健康とは、病気にならないことではない。どのような状態であろうとも自分自身で自分の身体を労わる事が出来るように、我々は支えあう事をモットーに、健康や福祉や教育に関わっていく。

4. 行動指針

  1. 人間の本質を理解する
  2. 変化するカルチャー作りを楽しむ
  3. 現状最適より理想最適へ
  4. 理解して理解されるよう努力する
  5. チームで成果を出す

5. 第10期経営方針

会社の10期目は、第4期中期経営計画の中期(1年目)です。
第4期中期経営計画は、下記の3項目です。

  1. 拠点数   10拠点
  2. スタッフ数 60名
  3. 売上高   3億円

第3期中期経営計画の「安定して揺るがない組織づくり」は、現状では、完成に近づきました。居宅サービスとして地域に根ざすための当社が考える仕組みは成熟してきました。第4期の中期経営計画の基盤は、「次世代に向けた変革視座」です。10期目を活動中ですが、会社は、法律によって人格を持たせた生命体です。ヒトにも寿命があり、そして会社にも寿命があると考えます。自ら設立したこの会社が、どこまで存続できるのか、常に考える必要があります。

介護保険の考え方には、事業継続計画に重点が置かれ、地域に必要なインフラサービスであり、事業存続が最も重要です。国税庁の数字によると、会社が10年続く確率は6.3%程度です。訪問看護ステーションも、看護師が社長として独立することが可能で、事業としては、ほとんどが人件費です。従って、設立がしやすい事業体です。ただし、ヒトには寿命があるため、創業者=看護師が引退する際には、同じく事業体も引退することが多いです。

当社は初期の段階から、スタッフ全員が管理者になれるよう、自律を促しております。それは、どんな場合でも事業を継続させるためでもあります。経営者・管理者に依存することなく、誰もが自律して行動できる組織は作り上げられたと自負しております。時期が来ればいつでも次世代につながるように。

上記の計画を達成するためには、ビジョン発信を強化し、一緒に働いてくれる仲間を募り、共に歩んでくれるスタッフを増員することです。引き続き、私共、日本看護サービスは、お互いが無理することなく、事業継続が可能なモデルを模索して地域に必要不可欠な展開を追求します。

訪問看護の現状とこれから2021年版(公益財団法人日本訪問看護財団)にあるように、当社でも「訪問看護アクションプラン2025」を課題認識し、地域に根ざした事業所になるよう努力します。

2023年7月7日
株式会社日本看護サービス スタッフ一同

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