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訪問看護のマナーはここが大事!すぐにできる5つのポイント解説

訪問看護のマナーで気をつけるべきことがありますか?

訪問看護の仕事に初めて就く看護師さんや療法士さんから、このような質問をいただくことがあります。

訪問看護は、病院や施設と異なり利用者さんの居宅に伺い看護やリハビリを提供するサービスです。

そのため、最低限のマナーは身につけておく必要があります。

今回は、すぐに実践できる訪問看護のマナーを5つ解説します。

これからの訪問時に活かせる内容となっていますので、訪問看護のマナーについてお調べの方はぜひ参考にしてください。

 

訪問看護のマナーはここが大事!

 

訪問看護では、利用者さんの居宅に伺いサービスを提供します。

利用者さんへ正しい敬語を使用して、丁寧な受け答えを行うことは大前提です。

そのほかにも、訪問看護で利用者さんに気持ちよくサービスを受けていただくため、以下のマナーを覚えておくと現場で役に立ちます。

 

  1. 訪問の時間を守る
  2. 身だしなみに注意する
  3. 玄関の出入りは一般マナーを守る
  4. 利用者さん宅の物品を丁寧に取り扱う
  5. プライバシーに考慮する

 

では、一つずつ解説して行きます。

 

1.訪問の時間を守る

訪問看護を提供する際には、訪問する日時を事前に決定しています。

到着が予定した時刻を過ぎてしまう場合には、必ず利用者さんに連絡するようにしましょう。

また、訪問予定より早く到着することも避けましょう。

利用者さんやご家族は、訪問予定に合わせて他の予定を調整してくださっていることが多いです。

予定より早く到着することで、利用者さんやご家族の予定を再調整しなければならないこともあります。

このような時間の約束を守らないことは、事業所への不信感につながります。

一人一人が時間のマナーを守って、信頼されるサービス提供に努めましょう。

 

2.身だしなみに注意する

訪問看護では、事業所によりユニフォームや持ち物の指定が異なります。

髪色やアクセサリーの着用を自由とする事業所も存在します。

自由度が高い分、身だしなみに乱れが出やすい場合もあります。

大切なのは、利用者さんやご家族に不快な印象を与えないよう気を配ることです。

ユニフォームや髪型の清潔感は保たれているでしょうか。

夏場は汗をかくため、自身の気づかないうちに相手に不快な思いをさせてしまうことがあります。

利用者さんとの距離が近い仕事ですから、体臭や口臭、足の臭いなどにも注意し、こまめにケアするようにしましょう。

訪問看護では、ペットのいる居宅や喫煙される居宅に伺うこともあり、ユニフォームににおいがついてしまう場合もあります。

衣類の消臭剤をカバンに備えておき、移動の際ににおいをリセットするのもおすすめです。

 

3.玄関の出入りは一般マナーを守る

訪問看護では、利用者さんの居宅に伺い靴を脱いで療養場所へ上がります。

玄関の出入りの一般マナーは身につけておくと良いでしょう。

冬場は上着を着て訪問することが多くありますが、上着は玄関に入る前に脱いで小さく畳んでおきましょう。

もちろん帰りに上着を着る際も、玄関を出た後にします。

自転車やバイクでの移動の場合には雨ガッパを使用することがありますが、これも同様に入室前に脱ぎ室内を濡らさないようビニール袋に収納します。

靴を脱いで玄関に上がる際には、正面に向かって靴を脱いで上がります。

脱いだ靴は、利用者さんやご家族にお尻を向けないようにしてかがんで揃えます。

玄関の下座に靴は揃えておきましょう。

玄関の上座下座は、下駄箱に注目します。

下駄箱の上に花などが飾ってある場合には、下駄箱側は上座です。

下駄箱の上に何も飾られていない場合には、下駄箱側は下座です。

玄関の出入りの所作が美しいと、良い第一印象を与えられると思います。

 

4.利用者さん宅の物品を丁寧に取り扱う

利用者さんの居宅では、利用者さんの大切にしている私物がたくさんあります。

居宅内を移動する際には、周囲の私物に気を配りぶつかったり壊してしまわないように注意しましょう。

また、タオルや洗面器などをお借りしてケアを行うことがあります。

その際には必ずお借りする許可を得て、丁寧に使用することが原則です。

使用した物品については、きちんと元あった場所や指定された方法でお返しするようにしましょう。

浴室を利用する場合には、使用前の状態に現状復帰します。

洗い場に石鹸が残っていたり、使用したシャンプーボトルやナイロンタオルが使ったままにならないよう最終チェックを行いましょう。

ケア後に出た洗濯物を、「洗濯機に入れてほしい」という方や、「洗濯機に入れずにカゴに入れてほしい」という方もいます。

洗濯物は整理して、指定された方法でお返しするようにしましょう。

 

5.プライバシーに考慮する

利用者さんの療養環境に上がらせていただき看護を提供しますが、家族も住む生活の場であることを常に考慮して行動する必要があります。

入室の許可を得た部屋以外には、立ち入らないようにします。

また、入室の許可を得た部屋の中でも周囲をじろじろと眺めるのはマナーに反します。

プライバシーに考慮してサービスを提供しましょう。

 

まとめ

 

今回は、すぐに実践できる訪問看護のマナーを5つ解説しました。

 

  1. 訪問の時間は速すぎず、遅刻せず!遅れる場合は連絡をする。
  2. 身だしなみは清潔感を重視する。
  3. 玄関前で上着は脱ぐ、靴は揃えて下座に置く。
  4. 利用者さん宅の物品は元あった場所へ、洗濯物は指定された場所へ置く。
  5. プライバシーに考慮し、許可を得た場所以外は入らない。

 

訪問看護のサービスの質は、働く方ひとりひとりの心がけで高くも低くも評価されます。

訪問看護で注意すべきマナーを守り、「また来てもらいたい!」と感じていただけるようなサービス提供を行っていきましょう。

当社では、質の高い訪問看護サービスを提供するため、接遇にも力を入れています。

訪問看護に興味のある看護師さんや、訪問看護を利用したいと考えている地域の皆さんはぜひ当社までご相談ください。

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