訪問看護の事業所は、店舗型で看板を大きく掲げているところもあれば、一方でマンションやアパートの一室を利用しておりあまり人目につかないところもあります。
利用者さんが頻繁に出入りするわけでもなく、事業所の中はいつも事務さんがいるだけで看護師さんや療法士さんの姿は見かけない…そんな事業所も少なくありません。
関係者でなければ、直接訪問看護事業所の中に入る機会は少なくどのようになっているか気になる方も多いのではないでしょうか。
今回は、訪問看護の見学について解説していきます。
合わせて見学の際のポイントもまとめておりますので、これから訪問看護への就職を考えている看護師さんや療法士さんはぜひ参考にしてください。
訪問看護は見学が可能?
訪問看護は、事業所や訪問の見学は可能なのでしょうか。
答えは、ほとんどの事業所で「可能」です。
見学の申し出は気が引けるという方もいるかもしれませんが、訪問看護に就職を考えているのであれば事業所の見学は必ずしておいた方がいいと思います。
なぜなら、最初に申し上げたとおり訪問看護事業所は外見からでは中の状況がわかりにくいためです。
訪問看護は事業所によりカラーが異なります。
また、病院や施設と比較して働いているスタッフの数は少ない事業所が多いです。
そのため、事業所の雰囲気や事業所が大切にしている理念に共感できない場合には訪問看護の仕事がしんどくなってしまう可能性もあります。
ぜひ自身の目でじっくりと訪問看護事業所を見学し、自分に合った事業所選びをしてくださいね。
見学の際のポイント
訪問看護事業所の見学は、事業所に直接問い合わせをするのが一番です。
では、実際に訪問看護事業所の見学を申し込んだ際にはどのようなことに着目して準備すれば良いでしょうか。
見学に向けて確認しておきたいポイントを解説します。
その1約束の日時にきちんと到着する!
社会人として当然ですが、約束の日時に遅れることなく到着することはとても重要です。
事業所までの道のりは、曜日や時間帯によって混雑する場合もあります。
余裕を持って到着できるようスケジューリングします。
車で向かう場合には近隣のコインパーキングを探しておきましょう。
事業所によっては駐車スペースを設けている場合もありますので、見学の申し込みの際にはどのような方法で伺っていいのか確認しておくと良いです。
その2身だしなみに気を付ける!
身だしなみについては、見学の際にも整えておくことが大切です。
事業所の見学だけでなく、利用者さんへの訪問同行をさせてもらえる場合もあります。
その際には、服装を指定される場合もありますので事業所からの案内をよく聞いておくようにしましょう。
髪型や爪の長さなど、清潔感を第一に奇抜になりすぎないよう気をつけて準備しておきます。
その3質問をまとめておく!
訪問看護の事業所見学をする際には、質問したい内容をまとめてメモしておくと良いです。
見学は、採用面接の前の情報収集ができる場でもあります。
各事業所のホームページから情報収集することもできますが、実際の働き方のバリエーションや具体的な業務内容など聞いておきたいことを考えておきましょう。
上記のように、自分がその事業所で働くことをイメージして、ライフスタイルとの兼ね合いを含め実現が可能であるか考えてみる材料にしていきます。
その4訪問同行では笑顔で対応する!
利用者さんの訪問同行が可能な場合には、ぜひお願いしてみましょう。
その際には、利用者さんに失礼がないよう言動には十分注意する必要があります。
明るく笑顔で同行し、利用者さんに不安感を与えないよう配慮します。
また、利用者さんへのケアの参加は原則できませんので、ケアの妨げにならないよう立ち位置に注意して見学を行ってください。
利用者さんの居宅は、利用者さんにとって大切な私物や家具が配置されていることを忘れず私物に触ることのないように注意します。
その5今後の予定をしっかりメモする!
見学を終了する際には、今後の採用面接などの日程調整に移行することが多いです。
見学を終えるとホッと安心して、今後の予定をメモすることを忘れてしまうことがあります。
自身の今後の予定を事前に把握しておき、日程調整がスムーズにできるようにしていきましょう。
また、見学をしてみてその事業所で働くことに自信がないと感じた場合には、事業所の担当者の方に正直に話してみることをお勧めします。
すると、不安に思うことを解決できる助言をくださることもよくあります。
まとめ
今回は、訪問看護事業所の見学について詳しく解説しました。
当社でも、事業所見学に来てくださる方がたくさんいます。
実際に見学をしてみて出てくる疑問や不安の声を伺うことがあります。
その際には、「どうしたら解決できるか」を一緒に考え、一人一人が働きやすい方法をご提案しています。
日本看護サービスの訪問看護に見学を希望される方は、お気軽にご連絡いただければと思います。
見学をとおして、訪問看護の楽しさややりがいがお伝えできれば嬉しいです。