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訪問看護は大変?訪問看護の大変なところを5つ解説します!

訪問看護って大変な仕事ですか?私にもできるのでしょうか。

在宅医療が推進され、訪問看護の認知度は徐々に上がってきています。

しかし、看護師さんの中でも上記のように訪問看護について具体的なイメージが湧かずハードルが高いと感じている方も少なくはないようです。

そこで今回は、訪問看護の大変なところについて解説します。

訪問看護に就職を考えていて、なかなか踏み出せない看護師さんはぜひ参考にしてください。

 

 

訪問看護は大変な仕事なの?

訪問看護は、利用者さんの居宅に看護師が訪問し、医師の指示のもとで看護を提供する仕事です。

実際の訪問では、病院や施設で行う看護と大きな変わりはありません。

医師の指示により点滴や注射、褥瘡の処置、カテーテル管理など医療行為を行います。

また、必要に応じて清拭や陰部洗浄などの保清を行うことや栄養面の支援、リハビリテーションを行うこともあります。

利用者さんやご家族が希望される場合には、在宅での看取りを支援します。

このように、どこであっても提供する看護技術や疾患に対する知識は大きく変わりありません。

では、「訪問看護が大変」とされるのは、どのような場面なのでしょうか。

次の項では、訪問看護に就職して私が感じた訪問看護が大変だと思うところを5つ解説します。

訪問看護の大変なところ

1.利用者さんの年齢や疾患が多様であるところ

訪問看護では、多様な年齢、疾患の利用者さんを受け入れています。

病院のように診療科ごとに分かれている訳ではないため、看護を経験したことのない疾患に出会うこともあります。

また、医療機関ごとに緊急時の対応方法も異なる場合があるため、平時の介入から緊急時の対応まで情報を整理しておきます。

その都度、疾患の理解や緊急時の対応方法などを把握する必要があり、慣れるまでは情報量の多さに大変だと感じる方も少なくありません。

2.居宅の環境に合わせたケアを考える必要があるところ

訪問看護では、利用者さんの居宅で看護を行います。

そのため、利用者さんの居宅に合った方法で看護を実施する必要があります。

時には介護用ベッドではなく布団で療養していたり、屋内の環境が治療に向かない場合もあります。

環境整備でケアがしやすくなる場合は利用者さんに了承を得て環境整備を行いますが、物理的に困難な場合には物品や方法を工夫することで対応しています。

訪問看護では柔軟な思考を駆使し、環境に合わせた看護を提供するため、訪問看護を始めて間もない頃は大変さを感じる方が多いです。

3.利用者さんだけでなく家族への対応も重要であるところ

在宅で療養する利用者さんは独居とは限らず、同居しているご家族が介護を担うことも多くあります。

在宅介護は長期化することもよくあり、利用者さんが長く在宅生活を継続するためには介護者の健康維持も重要となります。

また、利用者さんの住む居宅は同時にご家族の住む居宅でもあり、訪問看護師は家に上がらせていただく立場にあります。

接遇にも十分な配慮が必要となるため、訪問看護の大変さの一つと言えるところです。

4.現場での観察力が必要であるところ

訪問看護では、基本的に看護師1人で訪問します。

もちろん利用者さんの状態変化は起こり得ることであり、現場では十分な観察が必要となります。

緊急時の対応方法を事前に確認しておくことや、実際の現場で主治医や事業所の管理者へ対応の相談をすることは可能です。

しかし、利用者さんに起こっている症状を見落としてしまうと、必要な対応にもたどり着かない場合があります。

また、訪問看護では1人の利用者さんに対する支援は週に1回から3回程度のことが多く、訪問時に症状を見落とすことで大幅に治療が遅れてしまうこともあり得ます。

利用者さんの疾患や状態から起こる可能性のある症状を予測し、訪問に行った際には些細な変化に気が付く観察力をもつことが大切です。

5.他職種や他事業所とこまめな連絡が必要なところ

訪問看護の難しいところの一つに、他職種連携があります。

病院のように一つの建物に様々な関係者が揃っている訳ではなく、自身の在籍する事業所以外とは電話やFAX、メールなどを用いて連絡を取り合う必要があるのです。

訪問時に利用者さんの状態に変わりがあった際には、主治医のいる医療機関や担当ケアマネジャー、リハビリ担当者などに連絡することがあります。

電話などでの連絡は、慣れるまで緊張することもあり大変だと感じる方もいると思います。

訪問看護は大変なところもある、だけど楽しい!

訪問看護の大変なところを挙げてみました。

大変なところだけを聞くと、訪問看護に対するハードルが高くなり構えてしまうかもしれません。

しかし、訪問看護は大変である反面でやりがいを強く感じることができる仕事です。

自身が行った看護に対し、利用者さんからの「ありがとう」という感謝の気持ちを直接受け取った時にはとても嬉しく感じます。

また、訪問看護の独特の業務も慣れてくると問題なく遂行できる方もたくさんいます。

当社でも業務に慣れるまでは先輩看護師と同行したり、適宜アドバイスをさせていただきながら一緒に仕事を進めていきます。

以下の記事でも、訪問看護のやりがいについて詳しく記載しておりますので、ぜひ参考にしてみてください!

まとめ

今回は、訪問看護の大変なところについて解説しました。

病院での勤務と同じように、訪問看護には訪問看護の大変なところが存在します。

しかし、その分利用者さんにとって良い結果が得られた時の喜びはひとしおです。

訪問看護にチャレンジしてみたいとお考えの看護師さんは、ぜひ当社にご連絡いただければと思います。

当社でご提案するサポート体制で、訪問看護の楽しさを存分に味わっていただけることと存じます!