Nアート訪問看護ステーション

ストレスを感じやすい看護職種に、ヨガがおすすめな理由をご紹介します!

前回の記事で、訪問看護師さんにフォーカスを当てて、環境や職種からストレスがかかる可能性について見つめ直してみました。訪問看護師さんだけでなく、すべての看護師さんにも当てはまりますし、交代勤務をされている方にはさらに別のストレッサーが考えられますね。

記事をきっかけに、ご自分の状態を振り返るきっかけや、状態に応じて必要なものを補充する「セルフケア」のきっかけにしていただければ嬉しいです。

 

さて、皆さま、こんなふうに感じることはありませんか??

 

疲れやすさや気分の落ち込みやすさ、

「なんでわたしはできないんだろう?」

「なんでわたしだけ、こんなに業務が多いんだろう…」など

 

看護師の皆さんも様々悩まれていることがあると思います。

対人関係職種、ケア提供や連携の役割、勤務体制や多重課題、タイムプレッシャーなどから看護職種は心身ともにストレスを抱え、メンタル不調にも起こりやすいといわれています。(よかったらこちらの記事もご参照ください^^)

加えて、女性が多い職種で、ホルモンバランスの変化から、身体的にも精神的にも不調を生じやすい時期があります。外的にも内的にもストレスを感じやすいということですね。

月経がある方であれば、2週間に1度PMS症状とその後は月経中症状があり頭痛、倦怠感、眠たさ、食欲の変化、イライラ、落ち込みなど感じる方も少なくないと思います。

そうすると、月経のある女性に取って、1ヶ月の間で、月経が終わり、次の排卵までの間の1週間前後しかとても調子が良い日はないとある産婦人科の先生がおっしゃっていました。

 

更年期の時期や、産後のお母さんもホルモンのバランスは非常に不安定です。エストロゲンという女性ホルモンが不足することで、身体的な不調のほかメンタル不調が起きやすいので、女性はホルモンの変化が起こる年齢でうつの発症のリスクもあると言われていますね。

 

そういったライフイベントや年齢にともなう体の変化がある中で、看護という仕事は他者のケアを行う仕事であり、先に記述した勤務状態で大きなストレスが生じます。

看護職の皆さんに、メンタル不調も起きやすいのはある意味、当然と言えば当然なのかもしれません。

だからこそ、私たち看護師こそセルフケアが重要であると私は考えています。

業務がうまく進まないことや、コミュニケーションが円滑にできない原因の一つに環境や他者のほかに、ご自分の状態が影響していることは考えられないでしょうか?

この内観を行っていくことと、心身の調子を良くしていくことの両方が ヨガの恩恵でもあります。

ある講座で上記の内容をお話しさせていただいたことがありますが、日常生活において、自分の状態・状況を意識することは難しいです。

なぜならば、私たちはとても忙しいからです!笑

 

自分自身の「感覚」、「感じ方」、「思考」について見つめる機会を意識的に持っている方、どれだけおられるでしょうか?

日常は流れるように進んでしまうため、気が付かないうちに、自分に無理をしてストレスをかけてしまっていることもあると思います。

その結果、過食または小食になり、睡眠のリズムが崩れ、身体が徐々に不調になっていき、同時に疲労がたまるにつれて精神面も余裕がなくなったり焦りを感じやすくなったりします。

まさに悪循環です。。。

 

ヨガは単に身体的な運動でなく、呼吸と連動させて行うことで自律神経の調整に役立ちます。

加えてポーズをお伝えさせていただく誘導により「今ここの瞬間」のマインドフルネスな感覚になることができます。

 

身体がすっきりすれば、心もすっきりする感覚は誰もが感じたことがあると思います(*^^*)

疲労がたまっていると、頭もクリアでないですよね。

 

身体-心-脳 は連動しています。

私たちの心身は、私たちが想像している以上に繊細ですし、しっかりケアしてあげる必要があります。

 

実際にヨガの効果を示した物は以下のようなものがあります。

 

ヨガがストレスマネジメントに有効であることを述べた研究では、「自己申告のストレスと客観的な唾液中コルチゾ ール尺度においてストレス反応が低減するとともに、作業記憶は改善する」と立証しています。

また、看護師さんを対象とした研究で、「看護師の為のセルフケアと燃え尽き防止に対するヨガの有効性」が示されています。

他にも、ヨガを継続的に行うことが、「不安の軽減、自己評価による睡眠の質の向上、ストレスの身体化 症状の軽減、過呼吸による不快症状の軽減」に役立つと言われています。

 

他にも、患者さんの疼痛緩和に有効であるとか、鬱の患者さんの内服を減薬することができたなど多くありますが、ヨガは、私たちのストレスマネジメントと、日常生活の質の改善に貢献してくれると立証されています。

私は自身が、心身の健康のバランスを崩した経験もあります。その際にヨガを行っていたことで恩恵を得て、今の自分自身があるといっても過言ではありません。

 

現在は広告などで、何かと「美容」に意識が向きがちですが、心身の状態をより良く保つことに、ヨガの恩恵はあると私は身をもって感じているからこそ、看護師でありながらお伝えする立場を続けています。

心が安定すれば、自然と内面の美しさはにじみ出てくると、私も恩師から教わりました。

「ヨガっていいんだぁ~」と思ってもらえるだけでイイです。

記事をきっかけに、「そういえば眠れてないな」、「身体の〇〇が疲れてるかも」、「自分のための時間持ってみようかな」と感じて下さった方がいらっしゃったら幸いです。

少しでもそう思われた方、是非一度、ご一緒してみてほしいですし、より良い心身を得るために一緒に向き合ってくださると嬉しいです^^

お読みくださってありがとうございました~❁